« 8時間目 : インデックス運用とアクティブ運用 | メイン | 10時間目 : FXをやってみよう »

9時間目 : データを分析してみよう

001.jpg

株取引の本場である東京証券取引所を見学した後、「インデックス」と「アクティブ」と
いう2つの運用手法について学んだ秋元玲奈。今回はイボットソン・アソシエイツ・ジャパンを訪ねて、
過去のデータから、長期分散投資がいかに重要であるかを勉強することになりました。

構成=濱田 優 写真=鰐部春雄

「プロに教えるプロ」に教わろう

秋元 先生、今回もよろしくお願いします。ところで今日はどこに行くんですか? 

内藤 東京・千代田区にある投資コンサルティング会社「イボットソン・アソシエイツ・ジャパン」にお邪魔するんだよ。

秋元 たしか過去のマーケットのデータを分析して、投資に役立つ考え方について勉強する……んですよね?

内藤 そうだよ。イボットソンには、過去のあらゆるデータがあるからね。さあ着いた。

小松原 ようこそ、今日はよろしくお願いします。CIOの小松原宰明です。

小松原CIO

内藤・秋元 どうぞよろしくお願いします。

秋元 こちらにはデータがいっぱいあるんですよね?

小松原 はい。ところで、イボットソンという名前を聞いたことはありますか?

秋元 何となく……。

小松原 そうかもしれませんね。私たちは個人投資家の方に直接ではなく、金融機関や機関投資家などを通して投資分析データや投資アドバイスを提供していますから。

内藤 マネックス証券で販売している「資産設計ファンド」もイボットソンが超長期のデータ分析に基づき運用会社に投資助言をしているんだよ。つまり運用機関に投資アドバイスしていらっしゃるんだ。


内藤教授

秋元 まさに「プロに教えるプロ」なんですね! ところで外資系の企業ですか?

小松原 ええ。ロジャー・イボットソンというイエール大学経営大学院教授が1977年にシカゴに設立したイボットソン・アソシエイツの日本法人なんですよ。

分散投資の重要性

内藤 ここのデータ量は膨大だから、「こんなデータをご用意下さい」とお願いしておいた。



▲クリックで拡大▲

小松原 この3つのグラフをご覧下さい1990年代以降の3つの異なる10年間で、毎月10万円ずつ積み立て投資を行った場合と、積み立て投資の元本1200万円(10万円×12カ月×10年間)を一括投資した場合の結果です。黄色は積み立て投資の元本の推移。赤は日経平均の連動商品に一括投資した場合の資産額の推移、青は積み立て投資した場合です。3つの違いは期間で、図1が足元10年間、図2が89年のバブル後、図3が99年のITバブル後からです。

内藤 玲奈ちゃん、これを見て何がわかるかな?

秋元 えっと……どれも青が一番多くて、黄、赤の順です。つまり、結果的には積み立て投資が一番殖えている。あと、最初は一括投資が当然多いけど、どこかの時点で積み立てと逆転していますね。

小松原 ただ、この期間では積み立て投資が一番いいようですが、積み立て投資が元本を下回っている時期もあります。バブル以前に始めていた場合など、一括投資が好結果というケースもあります。

内藤 要はマーケット次第なんだけど、とにかく長い期間続けることが大事なわけだね。


秋元玲奈

About

2007年10月19日 11:58に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「8時間目 : インデックス運用とアクティブ運用」です。

次の投稿は「10時間目 : FXをやってみよう」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34