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外資が見た日本の金融市場
マーク・デヴァダソン スタンダードチャータード銀行
東京支店 在日総支配人

東京市場は
良い方向に向かっている

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東京以外の金融市場でも豊富なビジネス経験を持つ外資系金融機関の
プロフェッショナルは、今の東京市場についてどのように考えているのか。

――日本市場の現状は?
デヴァダソン 非常に規模が大きい。日本に進出している外資系金融機関は例外なく、そのように認識しています。しかし、長年にわたって、規制が厳しかったために、外資系金融機関はどのようなビジネスモデルで日本の金融市場に適応していくのかという、非常に難しい問題を抱えていました。
 ところが、この数年間で金融当局が規制緩和を進め、私たちにとって、良い方向に状況が進んでいます。例えば、銀行でも投資信託や保険といった金融商品の販売が可能になりました。預金も円建てから外貨建てへの移行が進んでいます。外資系金融機関にとって、従来のビジネスモデルに非常に近くなってきたという感じです。
 特に重要なことは、金融当局が東京を国際的な金融センターにしようと考えていることです。それは市場環境が良くなることを意味しています。銀行として手掛けることができるビジネスが広がるので、日本市場でのビジネスにさらに力をいれて、前向きに展開したいと考えています。そして、こうした変化が起きたのは顧客がそれを求めていたからです。
 4年前に日本に赴任して以来、私は日本の金融機関がどのような投資を行っているのか、彼らの投資戦略というものを詳細に研究してきました。
 日本市場には非常に興味深い特徴があります。日本の金融市場は約2000億ドル規模です。今後6年間の予想も含んだ市場の年複利成長率が3~4%です。これはOECD(経済協力開発機構)加盟国の経済成長率とほぼ同じです。市場としては非常に堅調だといえます。日本企業でも、米国企業でも、自国において2~3%の成長率が達成できれば十分な成績といえますが、当行の場合は15%以上を目指しています。
 そこで、日本のような先進国においても、新興国の金融市場のような高い成長率を上げることが可能な金融商品がいくつかあります。例えば、外国為替証拠金取引(FX)や投資信託、外貨預金といった金融商品の成長率が高く、ビジネスとして非常にうまくいっています。
 また、日本の顧客の特徴は預金資産で持つケースが非常に多い。個人金融資産の55%以上が預金です。ドイツは35%です。米国では10%程度です。日本の金融市場において必要なことは、投資対象を預金から異なる金融商品に切り替えていくことだと思います。
――外資系にとって東京は活動しやすい市場なのでしょうか。

続きはFJ12月号で



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