
PART1 そもそも“企業価値”とは?
PART2“モノ言う株主”の登場
取材・構成=山本雅幸/岩下昌弘 写真=平山順一 イラスト=カモシタハヤトhttp://dmdjapan.com/?pid=3840681
PART1 そもそも“企業価値”とは?
企業価値とは何か?
合理的な手法で計測できない部分を説明するカギは何か?
企業の価値を創出する源は、最終的には“人”である姿が浮かび上がる。
価値ある企業に投資するのが、本当の株式投資だ。
日本の企業と市場を取り巻く環境が激変している。
そんな中、経営者にも、また投資家にも、会社の実力を測る重要な尺度として注目されるようになったのが「企業価値」なるものだ。M&Aを理解するにも、株式投資の参考とするにも重要な考え方とされる
「企業価値」とは、そもそもいったいなんなのか?
その基本的な考え方を、『M&A時代 企業価値のホントの考え方』の共著をもつ保田隆明氏に聞いた。
“うちの会社”に何をする!?
「経営統合」「MBO(経営陣による買収)」「TOB(株式公開買い付け)」「敵対的買収」という「M&A(企業の合併・買収)」に関する言葉が、連日のようにメディアを賑わせている。企業が当たり前のように売り買いされる時代が到来した。
いったん就職したら人生のほとんどを委ねる共同体であったはずの会社(3年で辞めるのが当たり前の若者は除いて)が、まるで物のように売買される。ちょっと前の日本なら、想像もできなかった現実が目の前にある。
共同体の異質な物体への突然変異は、従業員にとっては“寝耳に水”。さらに、出世競争を勝ち抜いて、ようやく経営陣の立場を手に入れた人々にとっては、まさに“青天の霹靂”だ。“わが社”の芝を、なぜ見ず知らずの他人が荒らし始めたのか?
「会社は誰のものか?」という素朴な議論を交わしている間に、安住の地だったはずの“うちの会社”に容赦なく「資本の論理」なるものが押し寄せ、「青い目の外国人株主」が訪問してくるようになり(訪問して来いと言うようになり?)「モノ言う株主」とやらが縦横無尽に振る舞いはじめた……



