2012年版世界政治入門

2012年、世界各国でトップが代わるかもしれない。その結果は当然のことながら世界、そして日本に大きな影響を及ぼす。世界の政治事情について学ばずに、今後の展望を語ることはできない。
「Yes, we can.」をキャッチフレーズに選挙を勝ち抜いたオバマ氏が黒人初の大統領になってから4年、アメリカでは今秋に大統領選が行われる。オバマ大統領の再選となるか、共和党が政権を取り戻すのか、この4年間をアメリカ国民がどう評価するかが注目されている。
中国では秋に共産党大会が行われ、党総書記として氏が習近平氏を指名する予定だ。
アメリカや中国だけではない。先月には台湾で総統選挙が行われ、親中派の氏が再選。中国とどんな関係を築くのかが問われている。今年はロシアや韓国、フランスでも大統領選が控えている。北朝鮮では昨年金正日総書記が死亡し、政治体制に大きな変化があった。後を継いだ金正恩氏が今後どのような動きに出るのか、日本をはじめとした各国が注視している。
国のトップを決める選挙が行われる年は、政権維持のため政府の政策が国内向きになりがちになる。
ウォール街のデモに象徴されるような格差の広がりや経済の停滞に歯止めがかかり、米国内の経済は多少良くなるかもしれない。その一方で国際的な問題に対しては足並みがそろいにくくなる。
その影響は日本にも及ぶ。ただでさえ財政や社会保障などで幾多の問題を抱えていたのに、昨年の東日本大震災後はさらに復興や増税など政府は多くの新たな課題に直面することとなった。各国の政治状況を踏まえ、適切な手を打っていかなければ取り返しのつかないこととなる。
これから世界で何が起こるのか。それを知るためには、まず世界各国の政治の仕組みを知らなければならない。どのようにしてトップが決まるのか、どんな権限を持っているのか、現状はどうなっているのか。私たちの生活に大きな影響を与える世界の政治について学び、その先の未来を見通す力を身に付けたい。