「うちのクラスのあの子の人気は、あと2カ月だな」
少年時代から周囲を俯瞰していた、人気プロデューサーのおちまさと氏。
その企画はいつも斬新で、見る者に強烈なインパクトと「謎」を残す。
氏が実践する「自分プロデュース」に、「売れる」ヒントが隠されていた。

── おちさんの“自分プロデュース”のコツは何ですか?
ずるいかもしれませんが、ハードルをあまり上げないことです。「僕ってすごいですよ」と最初に言うと、何をやってもすごく見えない。謙虚さと大胆さの振れ幅があれば、「こいつはすごいな」となるでしょう。要はギャップです。
実は第一印象の前には、「第ゼロ印象」があります。「イヤなやつらしいよ」と事前に伝わることがありますよね。でも「会ったら超イイ人だった」という具合に、ちょっとしたことで他人の評価はボンって上がるじゃないですか。
僕は以前、サングラスをかけてテレビなどに出ていました。「なんだよアイツ」となるけど、逆だと嫌ですよね。いい人そうなのに、会ってみたらサングラスをかけていてふてぶてしい態度だと。こういう印象の変化を逆利用することが、まさに自分プロデュースだと思います。
── 今は透明の眼鏡ですが。
去年あたりからシンプルな自分プロデュースをテーマとしています。日本もだんだんシンプルになるから、経済の流れの中で自分もシンプルにしよう、と。ブログデザイン、名刺なども全部シンプルです。考え方がシンプルになって、「眼鏡が透明になってもいいかな」と思ったんです。
シンプル・イズ・ベストじゃないけど、デザインの仕事なんかは、良くするためにいくらでも時間をかけられます。でも仕事上は、どこかでやめないといけない。駆け引きや打ち合わせもやろうと思えばどこまでもできるけど、「この辺でやめとこうか」というシンプルな考えも必要です。
── 自分プロデュース力は誰でも持っているものですか?
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